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布マスク批判で首相が反撃〜問題の3300円マスクは手作りの高機能製品だった!?

4月17日配信の毎日新聞の記事によると、安倍首相は、朝日新聞の記者から「布マスクが批判を浴びている」と指摘され「御社のネットでも布マスクを3300円で販売しておられたと承知している」と反撃する一幕がありました。

首相が指摘した3300円の布マスクとはどんなマスクなんでしょうか?

 

首相が反撃した、記者会見の経緯

“布マスク批判”を指摘の朝日記者に首相が反撃 「御社も3300円で販売」

安倍晋三首相が17日の記者会見で、朝日新聞の記者から「布マスクの全住所配布で批判を浴びている」と指摘された際、「御社のネット(通販)でも布マスクを(2枚)3300円で販売しておられたと承知している」と“反撃”する一幕があった。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府が17日に配布を始めた布マスクは「アベノマスク」と皮肉られ、「サイズが小さい」などの不評が多い。

さらに朝日新聞の質問に対して「御社のネットでも布マスクを3300円で販売しておられたと承知している。
つまり、そのような需要も十分にある中で2枚の配布をさせていただいた」と皮肉った。

朝日新聞社が運営する通販サイト「朝日新聞SHOP」は17日現在で「物流に支障が出る恐れがある」として受注停止となっている。

引用:毎日新聞

 

首相が指摘した朝日新聞の通販に、3300円の布マスクは本当に販売されていたんでしょうか?

一見とても高価に思えるその布マスクは、どんな特徴のマスクなんでしょうか?

詳しい内容を調べてみました。

 

3300円マスクは確かに販売されていた!

確かに朝日の通販ショップで販売されていました。

4月16日に、週刊新潮がこれを記事にしています。

「朝日新聞」通販ショップがひどい 2枚で3300円の布マスク

〈洗ってくり返し使える、マスク品薄下の救世主〉

先頃、そんな謳い文句で売り出されたガーゼマスクがあった。販売元は朝日新聞社が運営する通販サービス「朝日新聞SHOP」で、価格はなんと2枚3300円(税込)。サイトには「鋭意製造中。4月中旬に入荷予定」とも記されていた。

この商品は、創業100年を超すメーカーが製造。セールスポイントとして、

〈ガーゼは医療用などより20%ほど密度を高くしたことで耐久性があり〉

〈150回ほどの洗濯にも耐え、経済的〉

などが挙げられていた。コロナウイルス取材にあたる全国紙社会部記者が言う。

「マスクが品薄の状況下にあって、ネット通販では値段もピンからキリまで広がり、にわかに跳ね上がった商品も散見されます」

が、いかに高性能とはいえ言論機関が運営する通販が、かくも“強気な値段設定”で商売に踏み切るとは違和感を禁じ得ない。

引用:週刊新潮

 

布マスクが売られていた通販ページはこちら。

 

なるほど、立体ガーゼマスクが2枚で3,300円で販売されています。(現在は受注停止)

このマスクのセールスポイントは、

  • 創業100年を超すメーカーが製造
  • ガーゼを医療用より20%密度を高くしたので耐久性がある
  • 150回の洗濯に耐えて経済的

となっています。

一見ただの布マスクであり、見方によっては“ぼったくり商品”とも思われかねません。

しかしこの商品、実は「泉大津市が威信にかけた商品」だったそうです。

 

「泉大津市マスクプロジェクト」の自信作!

洗って再使用できるマスク販売開始【泉大津市マスクプロジェクト】

南出市長の“日本一の毛布のまちのマスクプロジェクト”に賛同した地元事業者が一つひとつ手作りでつくりました。

“泉大津産マスク”は洗っても、また使えるマスクで、経済的、環境にも優しいマスクです。
ぜひ、ご愛用ください。

なお、泉大津商工会議所、テクスピア大阪 事務局でも販売しています。

1点1点手作りですので、数に限りがございます。予めお店にお問合せ頂き、売り切れの際はご容赦ください。

出典:泉大津商工会議所

 

 

実は3300円のこのマスク、大阪府泉大津市の地元企業、大津毛織が「泉大津市マスクプロジェクト」の一貫で製造していた布マスクで、泉大津市が中心となって開発した、機能性を重視したブランド商品なのです。

こんな時だからこそ、安全で品質の高い製品を作って届けるという姿勢は評価されるべきですし、きちんと商品の価値をわかってもらえれば、決して2枚で3300円は高くないかもしれません。

この辺りの事情が全てカットされてしまっているので、今回の答弁では首相にうまくやられてしまった印象ですね。

答弁後に受注停止になってしまったのも、商品への印象を悪くしてしまったようです。

この商品を丁寧に作っていた人たちにとっては、気の毒な気がします。

ぜひもう一度、きちんとした形で再販してほしいと思います。

 

ネットでも応援のコメントがたくさんありました。

 

 

まとめ

今回の答弁のやりとりだけを聞くと、「3300円マスク、けしからん」と感じた人も多くいるのではないでしょうか。

しかし品質を確保しながら丁寧に製品を作る工程は、日本人が昔から大切にしてきたことです。

いつしか安価な製品がそれらを駆逐し、本当に価値のある製品を作る機会も減ってきてしまいました。

そんな中、安心して使用できる、高品質のマスクは歓迎されるべきものであるはずなのに、このような政治のやりとりで消えていってしまうのは大変残念なことです。

「泉大津市マスクプロジェクト」、ぜひまた復活してほしいと思います。

 

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